代表作はやっぱり「百花繚乱」シリーズですね。色とりどりの花が咲き乱れている様子を描いた食器です。器は毎日、食卓に上がるものだから楽しい気持ちになってほしいです。購入された方は、使うたびにわくわくする、元気が出るわね、と言ってくれます。 うちは使っている絵具の種類が相当多いですよ。下絵具は5〜6色。上絵具は10種類くらい。雲母系の金、紫、ピンクを使っているところはあまりないかもしれませんね。絵具の世界も日進月歩で、どんどん新色が出てくるんです。新しい色と出会うたびに、それを使ってみたくて。 「百花繚乱」シリーズは作るたびに新しい色、新しい花があって1つとして同じ作品にはならないんですね。全部一点もの。今は、ラメの入る新色絵具を試してます。普通の絵具は水で溶かすんですけど、これは油なんですね。スルッと滑ってタラッと流れてしまうから、絵付けするのが本当に難しいんですが、その試行錯誤が本当に楽しいんです。 うちの絵柄は派手ですけど、ハレの日だけじゃなく日常的に使っていただいて、毎日を特別な気分で過ごしていただけたら幸せです。
名称 | 房空路 |
窯主 | 佐々田成子 |
住所 | 〒849-2305 佐賀県武雄市山内町宮野小路1426-1 |
電話番号 | 0954-45-2234 |
営業時間 | 11:30〜16:00 |
定休日 | 水曜日 |
URL | https://www.boukuuji.xyz/ |
SHOP | https://24to3.buyshop.jp |
陶芸の世界に入る前から武者のぼりが大好きなんですよ。ギャラリーにも飾ってますし、服に仕立て直して日常着にもしてます。 レトロな和が好きなんです。私の作品にも着物、古典の和柄から影響を受けたものは多いですね。伝統的な「和」の色づかいに、現代的なテイストをアレンジしたものを目指してます。インスタもよく見ますよ。世界中から影響を受けたい。新しいカテゴリーの「bouchaka」シリーズも開発中です。
ギャラリーには、土日祝日のランチ営業で手打ち蕎麦のダイニングも併設しています。 もともと、食べるのも飲むのも好きで、「房 空路」の「房」には食房とか酒房という意味も含めているわけですね。器と食と空間と、三位一体の非日常的な体験をしていただきたいと願っております。 工房のすぐ下には、蛍が現れる小川があります。歩いてすぐのところに、温泉もあります。景色が良くて、時間がゆっくり流れる場所です。まちを離れた異空間です。買いに来る、食べに来るというより、ほっとくつろいでお過ごしいただくのが何より嬉しいです。 写真だけ見ると「敷居が高そう」なんて言われる房 空路ですが、実際お越しになられたお客様からは「敷居が低いですね」と言われます。気軽に立ち寄って、おしゃべりしていってください。